今年で3回目を迎える、パネットーネ・コンテストin Japan 。 このコンテストはパネットーネを作るプロを対象に、技術向上と職人手作りのパネットーネの世間的認知を高めることを目的としています。 弊社クライアントのウィル様、ルーツ貿易様は本イベントに協賛されており、新規でパネットーネ案件のご依頼いただいたため、本イベントにご招待いただきました。
1次審査を経て、この日はファイナリストが集まる最終審査と試食会の日。
公開審査でパネットーネの外観・内観の提示、審査員による試食、プレゼンテーション&質疑応答があり、その後、結果発表と表彰がありました。
今回は「ミラノ・クラッシコ部門」、「チョコレート部門」ともに、富山県「ブーランジェリーグランオム」の小嶋慎一郎さんが最優秀賞を受賞されました。
質疑応答の際、審査員からの質問が殆どなかったところからも、小嶋さんのパネットーネがいかに評価を受けているかを示しているようでした。
最後にファイナリストのパネットーネすべてが味わえるという、期待感がかなり高まったタイミングでの試食会がありました。
スパークリングワイン片手に、それぞれのパネットーネをいただきます。
材料や製法が大きく変わるわけではないのに、色や香り、触感…その個性はさまざま。伝統を守りつつ条件もある中で、これだけ特長が出るというところがコンテストの面白いところなのかもしれません。
どの職人さんも仰っていましたが、パネットーネは数年前まで文献が少なく、試行錯誤での日々だったそうです。このようなコンテストの存在、協賛企業のご尽力が、伝統を継承しながら作り手の技術向上と、新しい食の文化を繋ぐ役割を果たしてくださるのだと感じました。